2008年07月06日

「STAN CAMPBELL」STAN CAMPBELL

今回は1度CDがリリースされましたが、廃盤となり、再発の要望が高まっている作品を採り上げてみます。
スタン・キャンベル唯一のアルバム(87年)です。
スペシャルズの解散後、リーダーのジェリー・ダマーズが結成したスペシャルAKAに加入し、リード・ヴォーカルをとっていました。(もう一人の女性リード・ヴォーカルはスカ・バンドのボディスナッチャーズ出身です。)
スペシャルAKAはシングル「ネルソン・マンデラ」が全英トップ10入りのヒットを記録しましたが、アルバム「イン・ザ・スタジオ」(84年)が、巨額の制作費が掛かったにも関わらず、中ヒットに終わった事が原因で、活動が暗礁に乗り上げ、解散しています。
「ネルソン・マンデラ」は南アフリカの政治活動家で、62年に政府に国家反逆罪で逮捕、終身刑となり、拘束されていたネルソン・マンデラ氏の開放を歌ったメッセージ・ソングで、一石を投じた形となりました。その後、リトル・スティーヴンが提唱者となり、豪華なアーティストが参加し、アパルトヘイト(人種隔離政策)反対を訴えたチャリティ・アルバム「SUN CITY」(乞う再CD化)が86年に発表されています。
南アフリカでのコンサートのボイコット運動が始まり、国際的な非難も高まり、90年にマンデラ氏は釈放、アパルトヘイト撤廃となり、94年にマンデラ氏は南アフリカ大統領に就任、任期満了の99年まで勤めています。
先月27日に、ロンドンのハイド・パークで、マンデラ氏90歳を祝うコンサートが開催され、クイーンを筆頭に豪華なアーティストが参加していました。

話が横にそれましたので、戻します。
スペシャルAKA解散後、スタン・キャンベルは英ワーナーと契約、ソロ・アーティストとしてデビューしています。3曲のカヴァーを除く7曲が彼のペンによるものです。
収録されたカヴァーは、エルヴィス・プレスリーの「CROWFISH」、アニマルズやエルヴィス・コステロで知られる「悲しき願い」、ビリー・ホリディの「奇妙な果実」で、選曲もセンスが良いです。
最大の魅力は哀愁を帯びた声質です。
UKソウルの名盤で、この年のピーター・バラカン氏のトップ10アルバムの1枚に選出されています。
この1枚を残し、音楽シーンから姿を消しています。
かなりの逸材だけに実に惜しいです。
原盤はメジャーの英ワーナーですので、リマスター盤で再発してほしいです。

STAN CAMPBELL.jpg
posted by no at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 超私的名盤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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